韓国与党 立て直しのため非常対策委体制へ
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2022.08.01 17:18
【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系与党「国民の力」は1日に議員総会を開き、党が非常事態に直面しているとして、非常対策委員会を設置して再建を図る体制に移行することで一致した。性接待を受けた証拠の隠滅を教唆した疑惑で李俊錫(イ・ジュンソク)党代表が党員資格停止6カ月の懲戒処分を受け、先月11日の議員総会で権性東(クォン・ソンドン)院内代表が代表職務代行を兼任する体制を承認してからわずか21日で非常対策委体制への移行を事実上承認した。
国民の力の院内報道官は総会後、「(党が)非常状況だという意見にごく少数を除いて同意した」として、「党規によると、非常状況の際、非常対策委員会を稼働できる」と説明。「実際の非常対策委員会の発足に関する議決は全国委員会で行われる」と述べた。
党規によると、最高委員会の機能が喪失するなどの非常状況が発生した場合、安定的な党運営のため、非常対策委員会を設置できる。
議員総会には所属議員89人が出席し、党が非常状況にあるという意見に反対を示した議員は1人だったという。
権氏は議員総会で、「党が非常状況に直面した。これを突破するための特段の措置が必要だ」として、非常対策委員会への移行の必要性を強調。「韓国が直面した危機の克服のため、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の成功が切実に求められる。一日も早く危機を収束し、国政を後押ししなければならない」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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