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京都・名古屋・神戸で「表現の不自由展」 少女像展示へ

記事一覧 2022.08.01 21:01

【東京聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」などが展示される「表現の不自由展」が昨年に続き今年も日本各地で開催されることが1日、分かった。

21年7月開幕の名古屋展で公開された少女像=(聯合ニュース)

21年7月開幕の名古屋展で公開された少女像=(聯合ニュース)

 少女像の展示を行う市民団体の関係者などによると、今月6~7日に京都市で「表現の不自由展・京都」が、25~28日には名古屋市で「私たちの表現の不自由展・その後」が開催される。

 9月10~11日には神戸市で「表現の不自由展・神戸」が予定されている。

 表現の不自由展は社会的圧力や事実上の検閲のために日本で展示の機会を得ることができなかった作品や、展示が中止された作品などを集めて公開する行事だ。

 京都、名古屋、神戸で開かれる表現の不自由展では、少女像を制作したことで知られる韓国の彫刻家夫妻、キム・ウンソン氏とキム・ソギョン氏による韓国伝統衣装を身に着けた少女像が公開される予定だ。

 韓国人写真家の安世鴻(アン・セホン)氏が各国を訪ねて慰安婦被害者の姿を収めた写真や、美術家の大浦信行氏による、昭和天皇の肖像を燃やす場面のある映像作品なども公開される。

 表現の不自由展はこれまで右翼勢力によって開催が妨害され、市民団体は困難な状況の中で展示を継続している。

 2019年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」は右翼の脅迫や抗議などが相次ぎ、開催から3日で中止に追い込まれた。

 21年7月開幕の名古屋展も爆竹と推定される郵便物が届いたため、事実上中止となり、実際の開催は2日間だけになった

 東京では昨年6月に東京都新宿区のギャラリーで開催される予定だったが、右翼団体などの妨害などにより約10カ月延期となり、今年4月になりようやく開催された。

 市民団体側は右翼の妨害を避けるため、開催場所を事前に公開せず、規則に同意することを前提に予約を受けつけるなどの対応策を講じている。 

yugiri@yna.co.kr

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