米下院議長の訪台観測で米中緊張高まる　韓国政府「状況を注視」

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は２日、米国のペロシ下院議長が同日夜に台湾を訪問するとの観測に中国が強く反発し、米中の緊張が高まっていることについて、記者団に「状況を注視している」と述べた。

　同部の崔泳杉（チェ・ヨンサム）報道官はこの日の定例会見で、ペロシ氏の訪台を巡り、「米議会関係者の海外訪問に対して韓国政府が立場を示すことは適切ではない」と述べるにとどめた。

　域内の緊張が高まっていることについて問われると、「台湾海峡の安定と平和が重要だという認識を持ち、（中国と台湾の）両岸関係の平和的な発展を引き続き支持している」と答えた。

　一方、ペロシ氏は４日にソウルで金振杓（キム・ジンピョ）国会議長と会談する予定だ。韓国滞在中、外交部当局者との会談計画はないとされる。

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