韓国外相 韓中日首脳会談の早期開催を提案
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2022.08.04 19:42
【プノンペン聯合ニュース】米中の戦略的競争によりアジアの緊張が高まる中、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)外相会議が4日、カンボジアの首都プノンペンで開かれた。
韓国からは朴振(パク・ジン)外交部長官が出席した。
ASEANプラス3は1997年に起きたアジア通貨危機への共同対応を機に発足した。韓中日3カ国の外相が顔を合わせるのは約3年ぶりであることから注目された。
持ち回りで開催されてきた韓中日首脳会談の今年の議長国を務める韓国は今回の会議で、2019年を最後に開かれていない韓中日首脳会談の開催を提案した。
朴氏は3カ国の協力は領域内の平和と繁栄のために重要だとし、韓中日首脳会談の早期開催を含んだ協力活性化策の模索を提案した。
朴氏は会談の冒頭、「韓国は3カ国が隔たりを乗り越えて相互互恵的な結果を模索し、領域内の平和と繁栄に寄与できることを希望する」と話した。
また韓中日の3カ国について、「ASEANの回復や地域社会強化のための多様なプロジェクトで協力している確固たるパートナー」と評した。
また韓国は米国主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」に積極的に参加することで、同枠組みが経済協定の締結や領域内の持続可能な発展に寄与するよう役割を担っていくと説明した。
朝鮮半島情勢については、北朝鮮の挑発に対して断固たる対応を取りながら、対話の扉を常に開いておき、柔軟かつ開かれた立場を堅持するとし、韓国の対北朝鮮政策への支持と協力を求めた。
yugiri@yna.co.kr
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