駐韓米大使「米国の目標は朝鮮半島非核化」 北朝鮮と対話する意向
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2022.08.05 16:19
【ソウル聯合ニュース】米国のゴールドバーグ新駐韓大使は5日、韓国の権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官と初会談し、「米国の目標は依然、朝鮮半島の非核化」として、北朝鮮に条件なしの対話を呼びかけた。
また、北朝鮮の違法かつ不安定をもたらす行動には代償が伴うことを明確にしたいとして、「北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルは国際平和と安全保障を脅かすだけでなく、世界の不拡散体制にとっても脅威となっている」と指摘。「韓米両国は北朝鮮を抑止し、北朝鮮の違法的な武力使用に対抗して兵器開発を防ぐため連携している」と述べた。
ゴールドバーグ氏は4月の上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮が強く反発する「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」との表現を使ったが、この日は「完全な非核化」と述べるにとどめた。
ゴールドバーグ氏は北朝鮮と対話する用意があり、前提条件のない対話に肯定的に応じることを望んでいると強調。「北朝鮮の緊張を高める一連の行動にもかかわらず、米国の方針は変わっていない」として、「米国は(北朝鮮に対する)人道支援を支持し、ワクチンなど新型コロナウイルス支援を提供することを支持する」と表明した。
権氏は北朝鮮が大量破壊兵器を開発し、国際社会の平和を脅かしていることについて、「同じ民族として残念で、そのような行動を中止させなければならない」と述べたうえで、軍事・政治的な状況と関係なく、人道協力が行われる必要があるとの認識を改めて示した。
また、北朝鮮に保健医療協力の意思を盛り込んだ通知文を送ったが、返答がないことに言及し、「われわれの提案は依然有効だ」と述べた。
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