国民3割が交通弱者 利用満足度1位は鉄道=韓国
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2022.08.08 15:48
【ソウル聯合ニュース】韓国の人口は減少したが、障害者、高齢者、乳幼児連れの人、子どもなど日常生活で移動に不便さを感じる「交通弱者」は増えたことが分かった。
国土交通部は8日、5年ごとに実施する交通弱者の移動利便性に関する調査の結果を公表した。調査結果によると、2021年末現在、交通弱者の数は韓国の人口約5164人の30%に当たる約1551万人だった。国民10人中3人が交通弱者という計算になる。
交通弱者の数は16年の1471万人に比べ約80万人増加した。韓国全体の人口は約0.1%減少したが、交通弱者数は約7%増加した。
交通弱者のうち、高齢者(65歳以上)が約885万人で57.1%を占めた。子どもが321万人(20.7%)、障害者が264万人(17.1%)、乳幼児連れの人が194万人(12.5%)、妊婦が26万人(1.7%)だった。
同部は旅客施設および交通手段を利用したことがある一般人と交通弱者計3000人を対象に移動便宜施設に対する満足度調査も行った。総合満足度は70.6点で16年に比べ7.6点上昇した。
交通手段別の満足度は、鉄道が80.2点、都市・広域鉄道が79.0点、航空機が76.7点の順だった。16年の調査で満足度が最も高かった航空機は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用制限で順位が下がったとみらえる。
歩行環境の満足度は68.2点と低く、改善する必要があることが明らかになった。
hjc@yna.co.kr
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