米国務省「コメントなし」 北朝鮮の巡航ミサイル発射に
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2022.08.18 08:34
【ワシントン聯合ニュース】米国務省のプライス報道官は17日(米東部時間)の記者会見で北朝鮮の巡航ミサイル発射に対するコメントを求められ、具体的に言及することはないと答えた後、「朝鮮半島の完全な非核化という共通の目標に向け、インド太平洋におけるわれわれの同盟、すなわち韓国、日本と緊密に調整を図ることに焦点を合わせている」と強調した。国連安全保障理事会決議が禁止する弾道ミサイル発射などではなかったことから、直接の言及を控えたとみられる。
北朝鮮は17日未明(日本時間)、西部の平安南道・温泉から黄海に向けて巡航ミサイル2発を発射した。ミサイル発射は約2カ月ぶり。
プライス氏は一方で、北朝鮮のこれまでの弾道ミサイル発射について「明白な挑発」と断言した。
米国が北朝鮮に対する制裁を続けるかとの質問には「北朝鮮が根本的な行動とアプローチ法を変えない限り、引き続き維持する」と答えた。
プライス氏は「先ごろ言ったように、われわれは尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領が述べたところを強く支持する」と述べ、「北朝鮮と真剣で持続的な外交の道を開いていくという韓国の目標を支持する」と重ねて強調した。
尹大統領は15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の演説で、北朝鮮が非核化に応じた場合の経済支援の構想を示した。米国務省は韓国の努力を支持すると表明していた。
mgk1202@yna.co.kr