中秋節の祭礼用食材購入費 前年比9.7%増=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の家庭(4人家族の場合)が秋夕(中秋節、今年は9月10日)の祭礼用食材を伝統市場で買いそろえるには30万1000ウォン(約3万700円)、大型スーパーを利用するなら40万8420ウォンかかるとの調査結果を、価格調査機関の韓国物価情報が24日、公表した。物価上昇が続く中、市場での購入費は昨年の秋夕に比べ9.7%、大型スーパーは6.4%、それぞれ増加する。
ほとんどの調査品目で価格が上昇した。果物は長梅雨と日照不足の影響で品質が例年を下回る上、供給量も少ない。ただ、本格的な出荷が始まれば値上がりは止まる見通しだ。
野菜は値上がり傾向があったところに記録的な大雨が重なり、価格上昇が加速した。小麦粉とパーム油も上がり、これらを使った食品の価格も上昇した。
一方、クリは生産量の増加で大きく値下がりし、コメと餅の価格も下がった。
韓国物価情報は、クリとコメの値下がりが無ければ、祭礼用食材の購入費は前年比1割程度の増加ではおさまらなかったとの見方を示した。
また、韓国消費者団体協議会がソウルの流通事業者を対象に先週実施した調査では、祭礼用食材の購入費は前年比5.9%増の31万8097ウォンと集計された。伝統市場が25万1949ウォン、大型スーパーが31万1515ウォン、百貨店が47万7526ウォン。
調査対象の24品目のうち18品目の価格が上がった。中でも悪天候の影響が大きかったホウレンソウが48.7%と上昇率が最も高く、小麦粉(44.0%増)や食用油(28.9%増)、リンゴ(18.6%増)なども大幅に値上がりした。
ソウル市の物価調査モニター団の調査でも、祭礼用食材の購入費(6~7人家族の場合)は前年より8%以上増える見通しだ。昨年秋夕の上昇率(5~6%)を上回る。
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