22年の物価上昇率見通し5.2%に引き上げ 24年ぶり高水準=韓国中銀
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2022.08.25 11:33
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は25日に発表した経済見通し改定版で、2022年の消費者物価の上昇率を5.2%と予測した。5月時点の見通し(4.5%)から0.7ポイント引き上げた。韓国銀行の予測値としては1998年(9.0%)以来24年ぶりの高水準で、実際に5%台上昇した場合も同じく98年(7.5%)以来の大きさとなる。
消費者物価上昇率は7月に前年同月比6.3%を記録し、今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率も7月に過去最高の4.7%となるなど高止まりしている。原油と穀物価格は高騰し、新型コロナウイルス対策の規制解除に伴う「リベンジ消費」による押し上げ圧力もある。これらを踏まえて韓国銀行は上昇率予測を大幅に上方修正したようだ。
専門家の多くも同様の理由から、今年の消費者物価上昇率が5%を上回るとみている。
一方、韓国銀行は今年の経済成長率見通しを従来の2.7%から2.6%に引き下げた。米国や中国などの景気減速を受けた韓国の輸出の伸び鈍化、物価上昇と利息負担増大による消費への打撃などの可能性が影響したとみられる。
韓国銀行は23年の消費者物価上昇率を3.7%、経済成長率は2.1%と予想した。
mgk1202@yna.co.kr