与党非常対策委トップの職務執行停止 前代表の申し立て認める=韓国地裁
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2022.08.26 14:27
【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)前代表が同党の非常対策委員会体制への転換の効力停止を求める仮処分を申し立てていた問題で、ソウル南部地裁は26日、李氏の申し立てを一部認めた。暫定的な党のトップに就いている朱豪英(チュ・ホヨン)非常対策委員長の職務執行を本案判決の確定時まで停止すべきとの判断を示した。
国民の力は今月9日、全国の党幹部らによる会議などを経て、朱氏を非常対策委員長とする体制に移行し、李氏は代表を解任された。李氏は7月、性接待を受けた証拠の隠滅を教唆した疑惑で党員資格停止6カ月の懲戒処分を受けている。
同地裁は、朱氏が党大会を開いて新たな党代表を選出すれば、党員資格停止期間が過ぎても李氏が党代表に復帰することができなくなり、「回復不可能な損害が生じる恐れがある」とした。
また、国民の力に非常対策委員会を置くほどの「非常状況」は発生していないと指摘。「一部の最高委員が党の執行体制を転換するため、非常状況をつくり出したとみるのが妥当だ」とした。
tnak51@yna.co.kr
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