中国序列３位が今月韓国訪問か　習近平氏の訪韓調整に注目

【ソウル聯合ニュース】中国共産党序列３位の栗戦書・全国人民代表大会（全人代）常務委員長（国会議長）が今月中旬、韓国を訪れる見通しであることが１日、分かった。

　政界と外交筋によると、栗氏は金振杓（キム・ジンピョ）国会議長の招きで１５～１７日に訪韓する方向で調整中という。韓国で金氏と会談し、韓中の国交正常化３０周年を記念するとともに両国の協力策を議論するとみられる。

　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領を表敬訪問する見通しで、尹大統領と習近平国家主席による首脳会談を巡り協議するとみられる。韓中首脳会談は韓中日首脳会談に合わせて開催された２０１９年１２月を最後に開かれていない。

　習氏の訪韓にも関心が集まるが、１１月にインドネシアで開催される主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議前は難しいとの見方が多い。習氏の訪韓は１４年７月が最後だ。

　金氏は先月１９日に開かれた大統領室での夕食会で、尹大統領に「政府は（米国との）同盟外交に重きを置かざるを得ないため、韓中日外交などは国会が補うべきだ」と述べ、栗氏の訪韓の可能性に初めて言及していた。

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