韓国の北朝鮮担当高官 日本へ出発=7日に米日と会合
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2022.09.06 11:09
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長は7日に東京で開かれる韓米日3カ国の北朝鮮担当高官による会合に出席するため、6日に金浦国際空港を出発した。
会合には金氏のほか、米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長が出席する。金氏はキム氏、船越氏と個別会談も開く。
会合は7月8日にインドネシアで開いて以来となる。
今回の会合は北朝鮮が挑発行為を再開する可能性が取り沙汰される中で行われる。北朝鮮は7回目の核実験準備を終えている。今月1日に終了した韓米合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」などを口実に戦略的な挑発を再開する時期を見計らっているとされる。
北朝鮮内部の情勢を巡っても意見交換するとみられる。北朝鮮は最近、インドなどに食糧支援を打診したとされ、韓国政府はその動きを注視している。
北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うという韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「大胆な構想」についても議論するとみられる。韓国は構想の大枠をまとめているが、北朝鮮が対話に乗り出した場合の初期段階での連携策などを米国、日本と具体的に議論しておく必要がある。韓国は北朝鮮が非核化交渉に応じる場合、初期段階の措置として海外への輸出が禁じられている北朝鮮の鉱物資源と、韓国など国際社会が提供する食料などを交換するプログラムを推進する方針だ。
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