韓国統一部主催の国際フォーラム 参加者301人の個人情報流出
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2022.09.06 14:01
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部が8月30日~9月1日に主催した「朝鮮半島国際平和フォーラム」の参加者のうち、一部の個人情報が流出したことが分かった。同部当局者が6日、記者団に「フォーラム関連行事の運営委託業者のパソコンが8月29日にハッキングされた」と明らかにし、個人情報の流出を謝罪するとともに再発防止に取り組むと述べた。
統一部によると、個人情報流出の被害に遭ったのはフォーラム参加者のうち301人で、氏名と所属、役職、電子メール、連絡先の5項目が流出した。
フォーラムには権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官や国連のグテレス事務総長、康仁徳(カン・インドク)元統一部長官らも出席したが、この3人の個人情報は流出していないようだ。
統一部当局者は記者団に対し、個人情報の流出を認識すると翌8月30日には必要なセキュリティー措置を完了し、フォーラム終了後の9月3日、個人情報保護法に従って被害者に個人情報流出の事実を通知したと説明した。
同当局者は「統一部は行事の主催機関として、注意が足りず一部の記者を含む被害者にご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思う」と謝罪。今後はサービス委託先の社内教育などを通じて個人情報保護の措置を強化し、同様の事件の再発防止に最善を尽くすと約束した。
この情報流出の背景に北朝鮮の存在を指摘する声も上がっている。統一部はハッキングを仕掛けた側について「把握に努めているところだ」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr