韓国 きょうのニュース(9月7日)
◇今年の中秋節に3千万人移動 高速道路無料に
国土交通部は、秋夕(中秋節、今年は9月10日)連休期間の8日から12日までの5日間を「秋夕連休特別交通対策期間」として高速道路の通行料金免除などを実施すると発表した。同部は今年の秋夕は新型コロナウイルスによる行動制限が解除されてから初めての名節となることから、移動時の防疫と安全管理に重点を置いて対策を講じたと説明した。韓国交通研究院は、8日から12日までに計3017万人、1日平均603万人が移動すると予測している。
◇7月の経常黒字10.9億ドルに縮小 貿易収支が赤字転落
韓国銀行(中央銀行)が発表した国際収支(速報値)によると、7月の経常収支は10億9000万ドル(約1560億4000万円)の黒字だった。3カ月連続の黒字ながら、黒字額は前年同月(77億1000万ドル)に比べると66億2000万ドル減少した。資源高などの影響で輸入額が膨らみ、商品収支(貿易収支に相当)が10年3カ月ぶりに赤字に転落した。
◇国防相 北朝鮮に「新しい道選べば恩恵は無限」
李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は、ソウル市内のホテルで開かれた同部主催の多国間会議「ソウル安保対話(SDD)」の開会式で、「北(朝鮮)が新しい道を選ぶ場合に受けられる恩恵は無限だ」として、「核とミサイル開発の道を進み続ければ、支払わなければならない費用は莫大(ばくだい)になることを北が認識するよう、国際社会が引き続き力を集めることを望む」と呼びかけた。
◇台風被害復旧 尹大統領「完全な日常回復」目指す
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は閣議で、台風11号により大きな被害が出たことについて、「国民の生命と財産を守ることに無限の責任を取るという覚悟で最後まで緊張を緩めない」として、「完全に日常が回復されるまですべての状況を管理する」と述べた。また、迅速な被害調査を進めて特別災難(災害)地域を指定するとともに、予備費500億ウォン(約52億円)を緊急編成し、被害復旧に投入する方針を明らかにした。
◇妻の高額ジュエリー申告漏れ? 尹大統領を最大野党が告発
最大野党「共に民主党」は、尹錫悦大統領が大統領選で候補者として登録した際、金建希(キム・ゴンヒ)夫人の高額のジュエリーを申告しなかったとして、公職選挙法上の虚偽事実公表の疑いで尹氏をソウル中央地検に告発した。共に民主党は尹大統領夫妻が6月、スペインで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席した際、金氏が身につけたジュエリーが高額のもので、購入したものかどうかに関する大統領室の説明が不十分だと主張している。公職選挙法上、大統領選候補者は配偶者の財産のうち、500万ウォン以上の宝石類は財産として申告しなければならない。
◇憲法裁 公務員のメーデー有給除外は「合憲」
憲法裁判所は、5月1日のメーデーを官公庁の休日として指定しない現行の大統領令は違憲ではないと判断した。同裁判所は公務員がメーデーに有給休暇を保障されず、行事や集会に参加できないのは平等権と団結権、集会の自由の侵害だとする憲法訴願を棄却したと発表した。これに先立ち、公務員らは「勤労者の日制定に関する法律」により5月1日は有給休日となっているが、公務員のみがその対象から除外されるのは不当だとして違憲訴訟を起こしていた。