Go to Contents Go to Navigation

韓国の22年物価上昇率 5.2%に上方修正=OECD予測

記事一覧 2022.09.19 17:08

【世宗聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)は19日に発表した報告書で、2022年の韓国の消費者物価上昇率見通しを前回の4.8%から5.2%に上方修正した。韓国企画財政部が同日伝えた。

ソウル市内のスーパーで買い物する市民ら(資料写真)=(聯合ニュース)

ソウル市内のスーパーで買い物する市民ら(資料写真)=(聯合ニュース)

 今年の経済状況については当初の見通しより肯定的に評価したが、来年からは経済成長の勢いがさらに鈍ると予想した。

 ◇韓国の物価上昇率 24年ぶりの高水準と予想 

 消費者物価上昇率見通しは6月の4.8%から3カ月で0.4ポイント上方修正された。

 韓国政府の見通し(4.7%)はもちろん、国際通貨基金(IMF)の4.0%や、韓国開発研究院(KDI)の4.2%、アジア開発銀行(ADB)の4.5%などを上回る。韓国銀行(中央銀行)は5.2%と予想している。

 消費者物価上昇率がOECDの予想通り5.2%を記録すれば、アジア通貨危機の影響を受けた1998年(7.5%)以来、24年ぶりの高水準になる。

 消費者物価上昇率は5月(5.4%)に今年初めて5%を上回り、6月(6.0%)、7月(6.3%)と2カ月連続で6%を超えた。8月にも5.7%と高止まりしており、年間で5%台になる可能性が高まっている。

 OECDは来年の消費者物価上昇率見通しを、国際原油価格が現在の水準にとどまるという前提の下、3.8%から3.9%に引き上げた。

 最近のウォン安については、「今後の輸入物価上昇による物価上昇圧力の強化につながる」と予想した。

 ◇成長率見通しは2.8%に引き上げ

 OECDは今年の韓国の経済成長率見通しを前回の2.7%から2.8%へと上方修正した。

 これはIMF(2.3%)、ADB(2.6%)、韓国政府(2.6%)、韓国銀行(2.6%)の見通しを上回る数値だ。

 特に民間消費の増加率が前回の2.3%から3.7%に修正され、消費の回復傾向が経済成長をけん引すると予想した。

 一方、輸出増加率の見通しは9.2%から4.7%に引き下げた。

 OECDは「原材料価格の上昇やサプライチェーン(供給網)の混乱による物価上昇圧力が消費者に転嫁されているため、回復速度は漸進的になるとみられる」とし「物価上昇が景気回復傾向を制約する」と予想した。

yugiri@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。