韓米が海上合同演習開始 原子力空母など約20隻参加
【ソウル聯合ニュース】韓国海軍によると、韓国と米国の海軍は26日、朝鮮半島東の東海で米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」などが参加する合同演習を開始した。演習は29日まで行われる。
演習は北朝鮮の挑発に対する韓米同盟の強力な対応の意志を示すとともに、両国海軍の合同作戦能力を向上させる目的で実施される。
韓米演習に米原子力空母が投入されるのは5年ぶりとなる。今回の演習には両軍から約20隻の艦艇が参加した。韓国からはイージス駆逐艦「西厓柳成竜」(7600トン)や駆逐艦「文武大王」(4400トン)などが、米国からはロナルド・レーガンのほかミサイル巡洋艦「チャンセラーズビル」(9800トン)、イージス艦「バリー」(6900トン)などを含む空母打撃群が参加した。韓国空軍の戦闘機や米陸軍の最新鋭攻撃ヘリコプターであるAH64Eアパッチなども投入される。
演習を指揮する韓国海軍のクァク・グァンソプ第1海上戦闘団長は「今回の訓練を通じ、両国海軍の連合作戦遂行能力をさらに向上させ、強固な韓米同盟に基づいた連合海上防衛態勢を維持していく」と表明。米海軍の第5空母打撃群司令官のドネリー少将は「われわれの力と決意を示す」として、「韓米同盟は世界で最も強力な同盟であり、われわれは定期的な訓練と緊密な友好関係を通じてさらに強くなっている」と強調した。
米空母打撃群は23日、韓国南部の釜山作戦基地に入港した。米原子力空母が釜山に入港するのは2017年10月以来となる。
今回の演習は準備が完了したとされる北朝鮮の7回目の核実験を念頭に行われる。
北朝鮮は前日に弾道ミサイルを発射し、米原子力空母の展開に反発した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは6月5日以来、約3カ月ぶりとなる。韓米両軍は北朝鮮の追加挑発に備え、監視・警戒体制を強化して演習を行っている。
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