韓国 きょうのニュース(9月26日)
◇尹大統領が韓日関係正常化に強い意欲 「どんな困難があろうとも」
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権で韓日関係が「あまりに退潮(後退)した」と述べ、「どんな困難があろうとも、韓日関係の正常化は強力に推し進めていく」と表明した。ソウル・竜山の大統領室庁舎で記者団に語った。尹大統領は「韓日関係はひとさじで満腹になる(一度で大きな成果を得られる)段階ではない」と指摘。両国の世論を見ながら無理なく関係の正常化を図る必要があると強調した。
◇韓国総合株価指数が大幅続落 3%安
週明け26日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は大幅に続落した。終値は前営業日比69.06ポイント(3.02%)安の2220.94。終値としては2020年7月27日(2217.86)以来の安値水準となった。 KOSPIはこの日、前営業日比29.20ポイント(1.28%)安の2260.80で寄り付き、取引開始直後から急速に値を下げた。新興企業向け株式市場コスダックの指数は前営業日比36.99ポイント(5.07%)安の692.37で取引を終えた。
◇韓米通貨スワップは不要 韓銀総裁「現時点での要請は副作用招く」
韓国銀行(中央銀行)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は国会企画財政委員会の全体会議で、米国と通貨交換(スワップ)協定の締結を推進しているのかについて、「米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が話しているように『情報交換』があるということはお伝えできる状況」と説明した。また、現時点では通貨スワップは必要ない状況だが、不安な国民がスワップ協定締結を求めているとし、「FRBの(通貨スワップ締結の)前提条件に合っている時に協議するのは良いが、まるで韓国に何か問題があるかのように(条件に合っていない時期に)協定締結を求めれば、かえって副作用があり、低姿勢になりかねない」と強調した。
◇尹大統領 低俗発言問題巡り「事実と異なる報道で同盟毀損」
尹錫悦大統領が米ニューヨーク訪問中に「国会でこの野郎どもが承認してあげなければ、バイデンは赤っ恥だ」と発言したとの報道を巡り、尹大統領は記者団に「事実と異なる報道で同盟を傷つけることは国民を危険に陥れること」と述べた。尹大統領は国連総会に出席するため訪問したニューヨークでバイデン米大統領主催の会合に出席した後、下品な言い回しで話しているように聞こえる映像がカメラに捉えられ、波紋を呼んだ。
◇韓米が海上合同演習開始 原子力空母など約20隻参加
韓国と米国の海軍は、朝鮮半島東の東海で米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」などが参加する合同演習を開始した。演習は29日まで行われる。演習は北朝鮮の挑発に対する韓米同盟の強力な対応の意志を示すとともに、両国海軍の合同作戦能力を向上させる目的で実施される。韓米演習に米原子力空母が投入されるのは5年ぶりとなる。今回の演習には両軍から約20隻の艦艇が参加した。