韓国外相 野党の解任案提出に「残念」
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2022.09.27 17:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は27日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の英国・米国・カナダ歴訪の際に起きた問題を巡り、最大野党「共に民主党」が外交当局の責任を問うとして自身の解任決議案を国会に提出したことについて、記者団に「外交は国益を守るマジノ線」として、「残念」との立場を示した。
朴氏は「世界のすべての国は生存のため、し烈な競争を繰り広げている。特にわれわれを取り巻く外交・安全保障環境は非常に厳しい」として、「こうした状況で野党が党利党略のため、国益のマジノ線である外交まで政争の対象にすることは残念でならない」と指摘。「外交が政争化すれば国益は損なわれ、その被害は国民が受ける」とし、「国民と国益のため、揺るぎなく最善を尽くしたい」と強調した。
閣僚の解任決議案は在籍議員の過半数(150人)が賛成すれば可決される。共に民主党は国会で169議席を握っており、単独で可決できる。ただ、法的強制力はない。
kimchiboxs@yna.co.kr