韓米・韓日の高官が電話協議 北ミサイル受け2日連続=連携強化確認
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2022.09.30 11:22
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部で北朝鮮問題を担当する金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長はフランスの韓国大使館で29日(現地時間)、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長とそれぞれ電話協議を行った。両氏との電話協議は2日連続。
外交部によると、金氏は29日の両氏との協議で、北朝鮮がここ5日間で3回の弾道ミサイル発射を強行したことについて深刻な懸念を共有。北朝鮮が国連安全保障理事会決議に違反する挑発行為を続け、朝鮮半島と国際社会への威嚇を強めていることを糾弾し、対北朝鮮での国際社会の一致した対応に向けた2国間、3カ国間の連携を引き続き強化していくことを申し合わせた。
北朝鮮は今月25日に地対地短距離弾道ミサイル(SRBM)1発を発射。28日にSRBM2発を発射し、翌29日にも2発のSRBMを発射した。金氏は28日にもミサイル対応を巡り両氏とそれぞれ電話協議していた。
金氏は北朝鮮核問題の協議のため欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)本部を訪問中で、29日にはフランスと北朝鮮核対応に関する高官級協議を開いた。
金氏は、北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うという尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「大胆な構想」を説明し、フランス側は同構想を基にした韓国政府の非核化交渉再開努力を支持する姿勢を示した。
tnak51@yna.co.kr