韓米が深夜にミサイル発射 炎・爆発音で住民不安
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2022.10.05 10:32
【江陵聯合ニュース】韓国北東部の江原道・江陵で4日午後11時ごろから5日午前1時半ごろにかけ同地域内にある軍部隊で大きな炎とともに爆発音が複数回聞こえ、地元住民から通報が相次ぎ消防が出動するなどの騒動があった。
地域の交流サイト(SNS)やインターネット掲示板などには目撃談や写真、映像などが相次いで投稿され、不安が広がった。
消防当局は「飛行機が墜落したようだ」などとの通報を受けて出動したが、軍部隊側から「訓練中」という説明を受けて署に戻った。江陵市側にも問い合わせの電話が相次いだという。
軍部隊側は訓練の前後、住民や消防当局、市などに通知せず、「訓練中」とだけ説明してひんしゅくを買った。地元住民からは「夜中に戦争が起きたと思った」などと軍の対応に不満の声が上がった。
炎と爆発音の原因は5日午前7時ごろになって明らかになった。韓国軍合同参謀本部は韓米両軍が北朝鮮の4日の中距離弾道ミサイル(IRBM)発射への対抗措置として、朝鮮半島東の東海に向け地対地弾道ミサイル「ATACMS」を計4発発射したと発表した。大きな炎と爆発音は韓国軍の弾道ミサイル「玄武2」が発射直後に基地内に落下して発生したとみられる。人的被害は確認されておらず、軍当局は原因を調べている。
地元住民は「何があったのか分からないで一晩中不安がっていた住民に軍当局は正確な釈明と謝罪をしなければならない」と語った。
kimchiboxs@yna.co.kr
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