与党非常対策委の効力認める 李前代表の仮処分却下=韓国地裁
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2022.10.06 15:40
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)前代表が同党トップの鄭鎮碩(チョン・ジンソク)非常対策委員長の職務執行停止を求めた仮処分申し立てで、ソウル南部地裁は6日、却下の決定をした。
地裁は「国民の力の全国委員会の議決に実体的な問題や手続き的な問題があったとは認められない」として、「非常対策委員会の発足に法的な問題はない」と判断した。
李氏は鄭氏を非常対策委員長に任命した9月8日の全国委員会の議決の効力停止を求め、同日に仮処分を申し立てていた。
国民の力は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に近い勢力と李氏側との対立が激化。李氏が性接待を受けた証拠の隠滅を教唆した疑惑で党員資格停止6カ月の懲戒処分を受けたことを踏まえ、同党は8月に非常対策委員会を設置し、李氏を代表職から解任して朱豪英(チュ・ホヨン)氏を非常対委員長に任命した。だが、李氏は非常対策委員会への体制移行の効力停止を求める仮処分を申し立て、地裁は同月26日、朱氏の職務を停止する判断を示した。その後、同党は党憲(党綱領)を改正し、鄭氏を新たな非常対策委員長に任命した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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