尹大統領が米インド太平洋軍司令官と面会 「実戦的な韓米合同演習が重要」
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2022.10.06 21:23
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は6日、ソウルの大統領室で米インド太平洋軍のアキリーノ司令官と面会し、「韓米同盟は朝鮮半島の平和と安全維持の核心」と述べ、「実戦的な」韓米合同軍事演習の重要性を強調した。
韓国大統領室の李宰明(イ・ジェミョン)副報道官によると、尹大統領は「韓米合同演習の復元は強力な対北(朝鮮)抑止力を高め、朝鮮半島と北東アジアの平和維持に寄与する」と強調。米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」(10万3000トン)を中心とする空母打撃群が朝鮮半島東の東海で韓米海上合同演習を実施したことに言及し、「米国の強力な拡大抑止力を実効的に示した証拠」と評価。空母打撃群の展開に謝意を表し、今後も緊密に協力するよう要請した。
空母打撃群は先月26日から29日まで東海で韓米海上合同演習を実施し、30日には対潜水艦戦を想定した韓米日の共同訓練に参加した。訓練を終えて韓国の海域を離れたものの、今月4日に北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射すると5日に東海に再展開し、6日に韓米日によるミサイル防衛の共同訓練を行った。
アキリーノ司令官はロナルド・レーガンの再展開について「韓国に対する米国の確固たる防衛公約のあらわれ」と説明。「北朝鮮が核実験をした場合、私がどこへいてもすぐに艦艇に乗ってここに来る」と強調した。
面会は韓米日の連携を強調する尹大統領が日本の岸田文雄首相と電話会談を行う直前に実施された。
アキリーノ氏は韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官とも面会し、韓米同盟や朝鮮半島・域内情勢について意見を交換した。
ikasumi@yna.co.kr