サムスン電子7~9月期営業益 32%減の1.1兆円=市場予想下回る
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2022.10.07 09:40
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が7日発表した2022年7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は10兆8000億ウォン(約1兆1120億円)で前年同期比31.7%減少した。売上高は2.7%増の76兆ウォンだった。営業利益が前年同期を下回ったのは、2019年10~12月期以来。
同社は昨年7~9月期に売上高が初めて70兆ウォンを突破した後、今年1~3月期まで3期連続で過去最高の売上高を記録したが、4~6月期に77兆2000億ウォンと小幅減少したのに続き、7~9月期も減少した。
金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが集計した証券会社18社の業績予想値は、営業利益が前年同期比25.6%減の11兆7000億ウォン、売上高は同5.8%増の78兆2000億ウォン。市場の予想値も大きく下回った。
3カ月前までは7~9月期の営業利益の予想が16兆ウォン前後だったことを踏まえると、市場の見通しも悲観的となっている。
新型コロナウイルスによる特需が落ち着いたのに加え、物価高と高金利で情報技術(IT)の完成品需要が萎縮した。業績をけん引していた半導体メモリーが不振であることも響いた。
ynhrm@yna.co.kr
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