尹大統領「北、核で得られるものない」 韓米日協力を改めて強調
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2022.10.11 10:18
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、北朝鮮問題について、記者団に「北は核を開発し高度化しながら韓国だけでなく世界を核で脅かしている」として、「核を通じて得られるものは何もない」と批判した。
韓米日3カ国の軍事・安全保障協力など韓国政府の対北朝鮮政策が北朝鮮の完全な非核化という究極的な目標の達成に依然として有効だと思うかとの質問には「有効だと思う」とし、「北の非核化は1990年代初めからわれわれが戦術核を撤収させ、(朝鮮半島)全体の非核化(を進める)という観点から推進された」と説明した。戦術核の再配備を求める声が一部から出ていることに関しては、「大統領として公に立場を表明できる問題ではなく、わが国や米国のさまざまな意見を聞いている」と述べた。
日本との軍事協力強化を懸念する声があるとの質問には「核の脅威の前でどのような憂慮が正当化できるのか」と反論した。野党が韓米日の軍事協力強化を「親日国防」などと批判していることに対しては、「賢明な国民がしっかり判断すると思う」と述べた。そのうえで、「強固な韓米同盟と韓米日の安保協力に基づき、強力な対応体制を構築して(北朝鮮の核の脅威に)備える」と改めて強調した。
kimchiboxs@yna.co.kr