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韓国統一部「非常に深刻に注視」 自国狙った北朝鮮の戦術核訓練に

記事一覧 2022.10.11 11:57

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は11日、北朝鮮軍が「戦術核運用部隊」の軍事訓練を実施し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が現地指導したことを巡り、非常に深刻に注視しているとの立場を表明した。

今月9日、ソウル駅の待合室で北朝鮮による弾道ミサイル発射のニュースを見る市民(資料写真)=(聯合ニュース)

今月9日、ソウル駅の待合室で北朝鮮による弾道ミサイル発射のニュースを見る市民(資料写真)=(聯合ニュース)

 同部当局者は記者団に「北の違法な軍事挑発はいかなる理由でも正当化できない」とし、「政府は北が核武力(政策)を法制化したのに続き、われわれの地域を目標に戦術核(兵器)の発射訓練を実施したことを非常に深刻に注視している」と語った。そのうえで、「さらなる挑発を即座に中止し、われわれが提案した『大胆な構想』に応じることを北に改めて促す」と強調した。

 「大胆な構想」は北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うというもので、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が打ち出した。

 北朝鮮は先月25日以降に7回の弾道ミサイル発射を強行した。今月4日には「火星12」と推定される中距離弾道ミサイル(IRBM)1発を太平洋上に発射し、9日には東部の江原道・文川付近から朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射した。

 北朝鮮は10日、これらの発射は戦術核運用部隊の軍事訓練で、金正恩氏が指導したと明らかにした。戦術核弾頭で韓国の飛行場を無力化させる発射訓練を行ったとも主張した。

 同当局者はこれに関し、挑発で得られるものはないとしたうえで、「政府は、相次ぐ中・短距離弾道ミサイルの発射は国連安全保障理事会決議の明白な違反であり、朝鮮半島と域内の緊張を高める重大な挑発行為だとして強く糾弾し、即刻中止をたびたび求めた」と説明した。

tnak51@yna.co.kr

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