尹大統領「1日も早く挑発をやめ非核化の道に」 北朝鮮に呼び掛け
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2022.10.11 19:43
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、民族統一協議会の創設41周年を記念して忠清北道槐山郡で開かれた「2022民族統一全国大会」に寄せた祝辞で、「北が1日も早く挑発をやめ、非核化の道に進み、平和と統一を念願する民族の呼び掛けに応えることを願う」と述べた。同協議会が伝えた。
尹大統領は自身が提案した北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行う韓国政府の「大胆な構想」に触れ、「尹政権は自由、人権、法治など人類の普遍的価値に基づき、国際社会との協力を基にした『非核・平和・繁栄の朝鮮半島』を実現していきたい」と強調した。
また「統一に対する国民の多様な意見を集めていくうえで、民族統一協議会が積極的に先頭に立ってほしい」と呼び掛けた。
権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官も祝辞で、「最近の統一問題に対する国民の考えや意見が過去とは大きく変わっている」とし、「変化した国民感情と時代的環境を反映して統一に関する議論を発展させていくことが、成功的な統一への第一歩になるだろう」と述べた。
南北の統一を目指す同団体は1981年に創設された民間団体で、全国の広域自治体(17市・道)に事務局を置き、約10万人の会員が所属している。
yugiri@yna.co.kr