北朝鮮 ミサイル発射の写真を再利用=韓国軍
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2022.10.11 21:32
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が朝鮮労働党創建記念日の10日に党機関紙・労働新聞や朝鮮中央テレビなどを通じて公開した軍事訓練の写真の一部が、今年1月に公開した写真と同じものであることが11日、韓国軍消息筋の話で分かった。
北朝鮮メディアが公開したのは先月25日以降に行われた「戦術核運用部隊」の訓練の写真で、このうち朝鮮半島東の東海にある無人島に向けて発射されたミサイルが爆発した様子を捉えたものは、今年1月に公開したものと同じとみられる。
この写真は北西部の貯水池から小型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が発射される場面と並んで掲載されており、SLBMが標的の島を攻撃したことを示したものとみられる。
しかし、韓国軍は先月25日に発射されたこのミサイルが飛行距離などから島を攻撃したのではないと判断した。
また、北朝鮮が1月に地対地戦術誘導弾の試験発射に成功したとして公開した写真と同じものと分析した。
北朝鮮がミサイル発射の映像や写真を再利用したのは初めてではない。
北朝鮮は今年3月24日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」と主張するミサイルを発射し、メディアを通じて発射場面を公開したが、韓米軍当局は、事前に撮影し編集したものと判断した。
yugiri@yna.co.kr