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韓国中銀「ウォン安で物価上昇圧力増大」 追加利上げ示唆

記事一覧 2022.10.12 15:11

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は12日に定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年2.50%から3.00%に引き上げた。金融通貨委は通常の利上げ幅の2倍にあたる0.50%の利上げを断行した背景として通貨安と物価上昇を挙げ、物価高を抑えるための追加利上げも示唆した。

金融通貨委員会を主宰する韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(写真共同取材団)=12日、ソウル(聯合ニュース)

金融通貨委員会を主宰する韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(写真共同取材団)=12日、ソウル(聯合ニュース)

 同委は会議後に発表した議決文で「高い物価上昇が続く中、(対ドルでの)ウォン安により物価の追加上昇圧力と外国為替部門のリスクが増大しているため、通貨政策対応を強める必要があると判断した」と説明した。

 今後の消費者物価動向について「ウォン安などが追加上昇圧力として作用し、5~6%台の高い上昇率が当面続く」と見込み、2022年と23年の消費者物価上昇率は8月時点の予測(それぞれ5.2%、3.7%)とおおむね合致する見通しながら、ウォン安や主要産油国の減産などで上振れリスクが大きいとした。

 国内景気に関しては、世界的な景気減速や金利上昇などの影響で成長が次第に鈍るとし、22年の経済成長率は8月時点の予測(2.6%)とおおむね一致する一方、23年は予測値(2.1%)を下回ると見込んだ。

 同委は「国内景気が鈍化しているものの、物価が目標水準を大幅に上回る高い伸びを続けると予想されることから、利上げ基調を続ける必要がある」とし、追加利上げも予告した。

tnak51@yna.co.kr

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