北朝鮮「気にしなくていい」 大韓赤十字社のコロナ防疫協力提案を拒否
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2022.10.12 16:13
【ソウル聯合ニュース】大韓赤十字社の申熙泳(シン・ヒヨン)会長は12日、国会保健福祉委員会による国政監査で、北朝鮮で新型コロナウイルス感染が疑われる発熱者が多く発生していた時期に国際赤十字・赤新月社連盟を通じて防疫対策支援を提案したのに対し、北朝鮮が「われわれはうまく管理しているので気にしなくていい」と遠回しに拒否したことを明らかにした。
申氏は、北朝鮮が韓国からの人道支援提案を嫌うことを踏まえ、同連盟を通じて北朝鮮に文書を送ったと説明した。
北朝鮮は韓国政府が提案した新型コロナ関連の防疫協力や朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族問題を話し合う当局間会談に応じておらず、赤十字チャンネルを通じた提案にも目立った反応を示していない。
申氏は、大韓赤十字社が準備してきた離散家族の再会事業は全く進められておらず、家族再会に関するテレビ会議提案も拒否されていると伝え、「赤十字社としては非常にもどかしい状況だ」と心境を明かした。
tnak51@yna.co.kr
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