9月の失業率2.4%に改善 就業者増加幅は4カ月連続で鈍化=韓国
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2022.10.14 09:49
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が14日に発表した雇用動向によると、9月の失業率は2.4%で前年同月に比べ0.3ポイント改善し、9月としては現在の集計基準に変更された1999年6月以来の低水準となった。失業者数は5万2000人減の70万4000人だった。一方で就業者数の増加幅は4カ月連続で鈍化した。
9月の就業者数は前年同月比70万7000人増の2838万9000人だった。増加幅は9月としては1999年(93万5000人)以来23年ぶりの高水準だったものの、今年6月(84万1000人)、7月(82万6000人)、8月(80万7000人)に続いて前月を下回った。
1月と2月の増加幅はそれぞれ100万人を上回ったが、3月(83万1000人)は鈍化。4月(86万5000人)と5月(93万5000人)に盛り返したが、6月から再び鈍化に転じた。
年齢別の増加幅をみると、60歳以上の高齢層が45万1000人と増加数全体の半分以上を占め、就業者数の増加をけん引した。業種別では製造業(22万7000人増)や保健・社会福祉サービス業(11万7000人増)などの伸びが目立った。
15歳以上の就業率は62.7%で前年同月から1.4ポイント上昇し、9月としては82年7月の統計開始以来の高水準となった。
統計庁は「就業者数の増加は維持したが増加幅は鈍化した。不確実性が高く、(雇用の好調がいつまで続くか)見通しづらい」と説明した。
ynhrm@yna.co.kr
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