北朝鮮の挑発に「厳重警告」 即刻中止求める=韓国軍声明
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2022.10.14 10:59
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮による相次ぐ挑発に対し厳重に警告する声明を発表した。
軍は声明で「北が(2018年9月の南北)軍事合意に違反し、挑発を重ねて朝鮮半島に軍事的緊張をもたらしていることに対し、厳重に警告するとともに即刻中止を強く求める」と表明した。
北朝鮮は韓国側が実施する正当な射撃訓練を根拠なく非難し、軍用機約10機の飛行禁止区域への接近、朝鮮半島の東西の黄海・東海に設けた緩衝区域への砲兵射撃、平壌・順安付近から東海に向けた短距離弾道ミサイル(SRBM)発射といった軍事的挑発を強行したと指摘。この砲撃とSRBMの発射はそれぞれ南北軍事合意と国連安全保障理事会決議の違反に当たるとし、「朝鮮半島はもちろん国際社会の平和と安定を損なう深刻な挑発行為だ」と批判した。
そのうえで「軍は北のさらなる挑発に備え、韓米間の緊密な連携の下で関連動向を追跡・監視しており、北の挑発への圧倒的な対応能力を基に確固たる軍事的備えを維持していく」と強調した。
北朝鮮は13日深夜から14日未明にかけ、軍用機による威嚇飛行と弾道ミサイルの発射、砲撃を強行した。
tnak51@yna.co.kr