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韓国国防部「軍は北ミサイルを探知・防衛・打撃する能力ある」

記事一覧 2022.10.14 13:55

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は14日、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応する「韓国型3軸体系」を不安視する国内メディアの報道を受け、記者団に「北が最近公開した巡航ミサイルを含む一連のミサイル発射に対しても、わが軍は探知と防衛、有事の際の打撃能力を備えている」と説明した。引き続き3軸体系を強化していく姿勢を示した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、9月25日以降に行われた7回の弾道ミサイル発射は戦術核運用部隊の発射訓練だったとし、いずれも金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が指導したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、9月25日以降に行われた7回の弾道ミサイル発射は戦術核運用部隊の発射訓練だったとし、いずれも金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が指導したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 3軸体系とは、北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)からなり、韓国軍はその戦力増強を図っている。

 国防部はこの日、「軍は最近立て続けにミサイルを発射している北の動向を綿密に監視、追跡しながら状況を把握し、監視と警戒を強化して隙のない備えを維持してきた」と説明。鉄道車両や貯水池などさまざまな場所からの弾道ミサイル発射については「韓国の監視とキルチェーン能力を回避しようという努力の一環」との見方を示し、対策を補強すると述べた。

 先ごろ軍が北朝鮮への対抗措置として発射した弾道ミサイル「玄武」が、正常に飛行せず落下する事故があった。国防部は、キルチェーン能力に対する懸念が広がっていることを認識しているとしながら、「調整、代替可能な戦力を保有しており、今後も韓国型3軸体系を画期的に強化して北の核とミサイル脅威に対する抑止と対応態勢をさらに固めていく」と強調した。

 北朝鮮は13日深夜から14日未明にかけ、韓国軍が北朝鮮上空に設置している「戦術措置線」を越えて軍用機を飛行させ、南北軍事合意に基づく海上の緩衝区域内へも14日未明に砲兵射撃を実施した。先月25日から今月9日までに計7回、戦術核運用部隊による弾道ミサイル発射訓練も行った。

 韓国軍は対抗措置として今月4~5日、「玄武2」と地対地ミサイル「ATACMS」を発射した。だが玄武2は発射直後に落下し、ATACMS2発のうち1発は飛行中に信号が途絶え、仮想標的の命中が確認されなかった。そのため3軸体系について懸念する声が上がっている。

mgk1202@yna.co.kr

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