9月のICT輸出額2.2%減 3カ月連続マイナス=韓国
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2022.10.14 14:17
【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は14日、9月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額は208億6000万ドル(約3兆700億円)だったと発表した。新型コロナウイルスの流行により電子機器への需要が高止まりしていた前年同月に比べ、2.2%減少した。前年同月比マイナスとなるのは3カ月連続。ただ、スマートフォン(スマホ)の新製品発売効果などで輸出額は3カ月ぶりに200億ドル台を回復した。
輸出額の増減を品目別にみると、世界景気の減速で半導体は前年同月比4.6%減、ディスプレーは18.6%減、コンピューター・周辺機器は20.2%減となった。主要4品目のうち、携帯電話だけがプラス(21.2%増)だった。サムスン電子の折り畳み式スマホなどの新製品が8月末に世界で発売されたことが輸出を押し上げたとみられる。
国・地域別では、米国と日本への輸出がそれぞれ3.6%、18.2%増加し、3カ月ぶりにプラスに転じた。一方、中国(4.7%減)、ベトナム(15.1%減)、欧州連合(EU、0.9%減)向けは減少した。
9月のICT輸入額は前年同月比13.7%増の129億3000万ドルだった。韓国通貨ウォンが対ドルで急落した影響で過去最大となった前月の輸入額に比べると5億9000万ドル少ない。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は79億4000万ドルの黒字だった。黒字額は前月を21億5000万ドル上回った一方、前年同月と比べると20億2000万ドル少ない。
tnak51@yna.co.kr