南北軍事合意維持の是非 「北の態度次第」=韓国大統領室
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2022.10.14 16:41
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の関係者は14日、2018年の北朝鮮との軍事合意について、「(砲撃実施で)合意に違反したのは北であり、合意が維持されるか破棄されるかは北の態度にかかっている」と述べた。また、「これまで南北間で交わされた合意を尊重する」として、「当然、北も合意を尊重しなければならない」と強調した。
北朝鮮が南北軍事合意を順守しない状況で合意を維持することに懐疑的な見方を示すとともに、合意が破棄される場合は北朝鮮に責任があることを強調する発言とみられる。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は14日午前1時ごろから3時ごろにかけ、黄海と朝鮮半島東の東海に向け計170発の砲兵射撃を実施した。着弾地点が南北軍事合意に基づいて設定された海上緩衝区域内だったため、韓国当局は軍事合意違反だと判断している。砲撃に対し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は記者団に「合意違反だ」との認識を明らかにした。
同関係者は外交的な対応を求める意見が多数を占める世論調査結果に関しては、「対話を通じた対応を望んでいるのはわれわれ」とし、「尹大統領は複数回にわたり対話を通じた平和と繁栄を提案した。それに北が答えるとき」と述べた。
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