カカオグループ株が急落 火災による障害発生で=韓国
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2022.10.17 11:25
【ソウル聯合ニュース】先週末のデータセンター火災により韓国最大のコミュニケーションアプリ「カカオトーク」などで障害が発生したことを受け、17日の韓国株式市場で同アプリを運営するインターネットサービス大手のカカオとグループ会社株が急落した。
カカオはこの日、前営業日比約6%安の4万8000ウォン(約5000円)で寄り付いた。ゲーム開発のカカオゲームズ、決済サービスのカカオペイ、ネット銀行のカカオバンクの株価も前営業日比約7~8%台の急落をみせた。
新興市場のコスダックに上場するカカオゲームズを除くカカオ、カカオバンク、カカオペイの3社は、いずれも寄り付き直後に過去1年(52週)の安値を更新した。
韓国取引所によると、前営業日の14日に39兆1660億ウォンだったカカオグループの時価総額はこの日、取引開始から10分で35兆6899億ウォンと3兆4761億ウォン減少した。
15日午後にソウル郊外の京畿道城南市のデータセンターで発生した火災により、カカオトークやポータルサイトのダウムをはじめとするカカオの多くのサービスとネット大手NAVER(ネイバー)の一部サービスなどで接続障害が起きた。国民の多くが利用するカカオトークのメッセージ送受信機能は16日午後に復旧した。
tnak51@yna.co.kr