尹大統領がIOC会長ら招き夕食会 スポーツ分野の「自由と連帯」強調
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2022.10.18 09:26
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日、各国オリンピック委員会連合(ANOC)の第26回総会に出席するため来韓した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をはじめ国際競技団体などの関係者をソウル・竜山の大統領室に招き夕食会を開いた。
ANOC総会はスポーツの国際会議としては最大規模で、18~21日にソウルの総合展示場COEXで開催され、約800人の要人が参加する。
大統領室によると、尹大統領は夕食会で「スポーツは政治が解決できなかった多くの部分を解決してきた歴史がある」とし、「世界の平和と繁栄に向けたIOCの役割がいつになく重要だ」と述べた。
2024年に北東部の江原道で開かれる冬季ユース五輪の成功に向けても、IOCとANOCに対し関心と協力を要請した。IOCが気候変動に対する人類の共同の対応を重視する国際機関だとしたうえで「冬季ユース五輪に出場する世界の青少年たちが炭素中立(カーボンニュートラル)の重要性を体験し実践できるよう企画してもらいたい」と述べた。
また「スポーツ分野全般に自由と連帯の精神が浸透するよう最善を尽くしている」とし、これまで各種メッセージの中で言及してきた「自由と連帯」を強調した。
バッハ氏も「IOCの目標はスポーツの競争を通じて皆を一つにすることだ。これは尹大統領が国連での演説で強調した自由と連帯の精神と相通じるものがある」と語った。
一方、尹大統領が夕食会で2036年夏季五輪招致について言及するのではないかとの予想もあったが、大統領室は「五輪招致推進は国民の意見を聞き、政府レベルで成功の可能性や費用対効果の分析などさまざまな検討を行わなければならない」とし、慎重な姿勢を示した。
hjc@yna.co.kr
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