Go to Contents Go to Navigation

徴用被害者の韓国人女性が死去 不二越の工場に動員

記事一覧 2022.10.18 11:07

【ソウル聯合ニュース】日本による植民地時代の韓国人徴用被害者のキム・オクスンさんが死去した。93歳だった。

2019年1月、不二越を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の二審で勝訴後、笑顔を見せるキムさん(中央、資料写真)=(聯合ニュース)

2019年1月、不二越を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の二審で勝訴後、笑顔を見せるキムさん(中央、資料写真)=(聯合ニュース)

 韓国市民団体の民族問題研究所によると、キムさんは16日に亡くなった。

 1929年に西部の全羅北道群山市で生まれたキムさんは1945年4月、16歳のときに勤労挺身隊として不二越の富山工場に動員され、同年11月に帰国した。徴用被害者が不二越を相手取り起こした損害賠償請求訴訟を報道で知り、2015年4月から原告に加わった。

 太平洋戦争時の軍需工場に指定された機械メーカーの不二越は、小学校を卒業したばかりの少女ら約1600人の朝鮮半島出身者に重労働を強いた。

 動員された被害者らは2003年に同社を相手取り富山地裁に損害賠償請求訴訟を起こしたが、地裁は1965年の日韓請求権協定を根拠に原告敗訴の判決を下した。最高裁も2011年に原告の上告を棄却した。

 被害者らは2013年に韓国で損害賠償請求訴訟を起こし、19年1月に二審で勝訴。現在、大法院(最高裁)の判断を待っている。

hjc@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。