韓国・大邱の慰安婦歴史館で年末まで企画展 被害者に寄り添い
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2022.10.18 14:54
【ソウル聯合ニュース】韓国女性家族部が南東部の大邱市にある旧日本軍の慰安婦に関する歴史館「ヒウム日本軍『慰安婦』歴史館」で19日から12月31日まで、特別企画展「見慣れなさから身近さへ:オッド・アド・ディディ」を開催する。企画展は被害者の人生をたどりながら、これら女性たちも誰かの大切な家族で私たちのごく普通の隣人だというメッセージを伝える。
1階の展示室では、被害者の壮絶な人生と痛みを史料や証言、写真、映像により視覚化する。2階の展示室では、旧日本軍慰安婦問題の解決にとどまらず、人権と平和という人類の普遍的価値を守るため闘う被害者の活動を追うことができる。海外の類似の闘争事例や国連決議など、世界の動きも紹介する。
絵や押し花といった被害者の手による作品や遺品などの展示もある。また、仮想現実(VR)技術を活用した体験型コンテンツを通じ、被害者の人生に寄り添えるようにした。
企画展は観覧無料。今月26日にオープンする特設サイト(www.814.kr)でも観覧できる。
金賢淑(キム・ヒョンスク)女性家族部長官は「今を生きる世代と未来を担う世代が共に慰安婦被害者の歴史を正しく認識し、人類普遍の女性の人権問題を省察する契機になることを願う」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr