慰安婦被害者象徴の「少女像」 アルゼンチン・オランダに設置へ
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2022.10.19 21:25
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」がアルゼンチンやオランダに設置されることが19日、分かった。
慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の李娜栄(イ・ナヨン)理事長がこの日、ソウルの日本大使館付近で開かれた慰安婦問題の解決を求める「水曜集会」で明らかにした。
新たに設置が確定したのは米東部ペンシルベニア州フィラデルフィア、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス、オランダの首都アムステルダムで、オランダでは韓国人団体ではなく現地人主導で設置が推進されるという。
集会に参加したオランダ出身のフリーランスの記者は「少女像の設置を通じてアムステルダム市民も歴史を記憶し、正義の実現に向けともに歩む」と話した。
ブエノスアイレスの少女像」は同国が軍事独裁政権下にあった当時に多くの市民が拷問を受け虐殺された旧海軍士官学校の敷地に設置される。同地は現在、人権保障を象徴する場所になっているという。
アムステルダムの少女像は当局の承認を受けた後に設置される予定で、具体的な場所は決まっていない。
先ごろ当局の承認を受けたフィラデルフィアの少女像は新たに建てられる慰安婦被害者を追悼する公園に設置される。
yugiri@yna.co.kr