国内銀行の外貨流動性は良好 リスクには先回りで対応=韓国政府
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2022.10.20 13:43
【世宗聯合ニュース】韓国政府は20日、銀行など国内金融機関の外貨流動性は全般的に良好な状態との見解を示した。外国為替部門のリスク要因には先回りして対応する方針だ。
企画財政部はこの日、金融委員会や韓国銀行(中央銀行)、金融監督院などと外為健全性協議会を開いた。同協議体は、外為部門のマクロ健全性管理を担う関係機関間の協力強化を目的とする。
米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げが続くとの見方から世界的に金融市場の変動性が拡大しているが、韓国政府は国内の銀行の外貨流動性は全般的に良好で、証券、保険会社でも大きな問題はないとの認識を示した。
関係機関は、国内の外為部門を取り巻く状況は当面不確実性が大きいとして、国内金融機関の外貨調達と所要、借り入れなどの状況を綿密に点検することを申し合わせた。近ごろの為替変動を受け金融機関で発生し得る健全性問題に対してもリスク要因を点検する。市場と意思疎通を図りながら対応の方向性を模索する計画だ。
会議を主宰した企画財政部の方基善(パン・ギソン)第1次官は「関係機関が隙なく連携し、外為部門のリスク要因に先回りして対応することが重要だ」と強調した。
mgk1202@yna.co.kr