韓国陸軍 北朝鮮の新型弾道ミサイル迎撃体系を構築へ
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2022.10.20 15:54
【鶏竜聯合ニュース】韓国陸軍は20日、国会国防委員会による国政監査に提出した業務報告資料で、北朝鮮の新型短距離弾道ミサイルなどに対応する「長距離砲迎撃体系II」の構築に取り組み、「韓国型3軸体系」を補強する計画を明らかにした。
北朝鮮の既存の長距離砲から国を防衛する長距離砲迎撃体系(韓国型アイアンドーム)は現在、2029年までに体系を開発することになっている。長距離砲迎撃体系IIは、北朝鮮がこのところ相次いで発射したロシア製短距離弾道ミサイル・イスカンデルの北朝鮮版と呼ばれる「KN23」、地対地ミサイル・ATACMSに似た「KN24」、北朝鮮が「超大型放射砲」と呼ぶ「KN25」などを迎撃する能力を備えるものだ。
陸軍は、北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)からなる韓国型3軸体系のうち、キルチェーンの中核戦力に挙げられる戦術地対地誘導兵器の改良型の開発を前倒しする方針も明らかにした。
tnak51@yna.co.kr