陸軍士官学校 前政権で「朝鮮戦争史」などを選択科目に変更=韓国
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2022.10.21 16:43
【ソウル聯合ニュース】韓国の陸軍士官学校が、文在寅(ムン・ジェイン)前政権期に「朝鮮戦争史」など一部科目を必須科目から選択科目に変更していたことが21日分かった。
国会国防委員会に所属する与党「国民の力」の申源湜(シン・ウォンシク)議員によると、陸軍士官学校は2018年に第4次産業革命に備えるとして情報通信技術(ICT)関連科目を新たに追加した教科課程を編成し、翌年から適用した。
これにより、必須科目だった「朝鮮半島戦争」(朝鮮戦争史)と「軍事戦略入門」(軍事戦略)、「北韓の理解」(北朝鮮学)は「国防戦略」「指揮管理」「軍事科学」「軍事工学」の四つの専攻のうち国防戦略専攻のみの必須科目になり、残りの専攻では選択科目となった。
2年制の陸軍3士官学校でも、教科課程の改編により朝鮮戦争史と北朝鮮学が必須科目から外されたという。
陸軍士官学校出身の申氏は「朝鮮戦争史、軍事戦略、北韓(北朝鮮)学の科目は士官生徒の正しい国家観・安保観・戦略的思考形成のための基本中の基本」とし、「共通して備えるべき価値観と直結する教科課程を選択科目に変更した措置を直ちに是正しなければならない」と指摘した。
ynhrm@yna.co.kr
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