北朝鮮が黄海の緩衝区域に砲撃 南北軍事合意に違反=韓国軍
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2022.10.24 08:31
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は24日、北朝鮮が同日午前5時14分ごろに北朝鮮西岸から、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)北の海上緩衝区域内に向け放射砲(ロケット砲)弾10発を発射したことを捉えたと発表し、「NLLを侵犯した北の商船に対するわが軍の正常な作戦措置に対し北の軍が放射砲射撃を実施したことは、南北軍事合意の明白な違反であり挑発」と非難した。北朝鮮の砲弾は韓国領海に着弾していない。
合同参謀本部は「北による相次ぐ挑発と盗人猛々しい主張は、朝鮮半島はむろん国際社会の平和と安定を損なう行為」と指摘し、直ちにやめるよう重ねて求めた。また、韓国軍は韓米の緊密な連携下で関連動向を追跡、監視し、万一の状況への備えを強化していると説明した。
同日午前3時42分ごろ、黄海のNLLに近い白翎島の北西(約27キロ)で北朝鮮の商船1隻がNLLを越えた。韓国軍は退去させるための措置として警告通信と警告射撃を行った。
その後、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は報道官声明を発表し、韓国軍の艦艇が海上軍事境界線を侵犯したと主張。午前5時15分、10発のロケット弾発射で対応したと説明した。
mgk1202@yna.co.kr