韓国 きょうのニュース(10月24日)
◇北朝鮮船の境界線侵犯40分間 韓国軍が機関銃20発発射
北朝鮮の船舶が24日未明に黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯したことを受け、韓国の海軍艦艇が機関銃計20発の警告射撃を実施し、空軍戦闘機が出撃するなど一触即発の事態となっていたことが分かった。北朝鮮船は約40分間にわたりNLLの南側3.3キロまで侵犯したあと、北上して中国の方向に向かった。一方、北朝鮮軍は韓国の艦艇が「海上軍事境界線」を越えて北上したと主張し、NLL北側の海上緩衝区域に放射砲弾(ロケット弾)10発を発射した。
◇北朝鮮船の境界線侵犯 大統領室「さらに孤立するのは北」
大統領室は24日、北朝鮮の商船が黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯して韓国側に入ったことに対し、「北が脅威の水準を高めれば高めるほど孤立するのは北の政府であり、北の住民の暮らしはさらに疲弊するだろう」との見方を示した。
◇屋内でのマスク着用義務解除 政府高官「3カ月は我慢」
屋内でのマスク着用義務の部分解除に関し、政府の中央災難(災害)安全対策本部の鄭錡碩(チョン・ギソク)新型コロナウイルス特別対応団長兼国家感染症危機対応諮問委員長は定例会見で「3カ月だけ我慢すれば屋内でのマスクについて大きなストレスを感じなくてもよくなるだろう」と述べた。一方、公共交通機関や医療機関などの施設では、新型コロナのパンデミック(世界的流行)終了が宣言されたとしてもマスク着用義務が解除されるまでしばらくかかる可能性があると強調した。
◇現代自7~9月期は増収減益 エンジン保証費反映で
現代自動車が発表した2022年7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆5518億ウォン(約1600億円)で、前年同期比3.4%減少した。「シータ2GDIエンジン」の永久保証プログラムの運用費用が反映された影響で、当初の予想を大きく下回った。営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は4.1%で、前年同期より1.5ポイント下がった。売上高は同30.6%増の37兆7054億ウォンを記録し、純利益は1兆4115億ウォンだった。