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現代自の7~9月期 エンジン保証費反映で減益も売上高は過去最高

記事一覧 2022.10.24 16:28

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車が24日に発表した2022年7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆5518億ウォン(約1607億円)で、前年同期比3.4%減少した。「シータ2GDIエンジン」の永久保証プログラムの運用費用が反映された影響で、当初の予想を大きく下回った。

現代自動車が24日に発表した2022年7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆5518億ウォンで、前年同期比3.4%減少した(資料写真)=(聯合ニュース)

現代自動車が24日に発表した2022年7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆5518億ウォンで、前年同期比3.4%減少した(資料写真)=(聯合ニュース)

 営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は4.1%で、前年同期より1.5ポイント下がった。純利益は1兆4115億ウォンで前年同期より5.1%減少。経常利益は2兆420億ウォンを記録した。

 証券市場の関係者らは現代の7~9月期の営業利益が3兆570億ウォン程度になると見通し、過去最高を更新すると予想していたが、エンジンの保証プログラム関連費用1兆3600億ウォンが決算に反映され、営業利益率が下がった。

 一方、売上高は前年同期比30.6%増の37兆7054億ウォンを記録。4~6月期の35兆9999億ウォンを上回り、過去最高を更新した。部品不足の改善により世界販売が14.0%増加したほか、ウォン安・ドル高など有利な要因が影響した。

 7~9月期の世界販売台数は102万5000台を記録し、前年同期を上回った。同社は販売台数が増加した理由について、部品不足の改善による主力モデルの販売増加と電気自動車(EV)の販売拡大が後押ししたと分析した。

 多目的スポーツ車(SUV)の販売割合は前年同期の48.1%から50.6%に拡大。部品不足の改善により「サンタフェ」や「ツーソン」などフラッグシップSUVの販売が拡大した。同社の高級ブランド、ジェネシスの販売も8.7%増加した。

 7~9月期におけるEVの世界販売台数は前年同期比27.1%増加した。EVの販売割合は前年同期の4.6%から5.1%に拡大した。

 現代は10~12月期の見通しについて、半導体不足の改善による生産拡大で販売台数が増加する見通しで、セダン型EV「アイオニック6」が欧州で販売を開始し、前モデル「アイオニック5」の販売好調が続いているためEVの販売が拡大するだろうと説明した。また大型セダン「グレンジャー」の新モデルの発売により、高付加価値モデルの販売好調が続くと予想した。

 現代は地政学的リスクや金利上昇など経営の不確実性が持続するとみて、高付加価値モデル中心の販売拡大などで収益性を守る方針だ。

 現代は最近の経営環境を反映し、今年初めに発表した販売目標台数を432万台から401万台に下方修正した。一方で、高付加価値モデルの販売拡大やウォン安・ドル高の影響を反映させ、売上高の成長率を前年比19~20%増に、営業利益率を6.5~7.5%としそれぞれ上方修正した。

yugiri@yna.co.kr

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