北朝鮮船の境界線侵犯 韓国大統領室「さらに孤立するのは北」
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2022.10.24 18:13
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は24日、北朝鮮の商船が黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯して韓国側に入ったことに対し、「北が脅威の水準を高めれば高めるほど孤立するのは北の政府であり、北の住民の暮らしはさらに疲弊するだろう」との見方を示した。
大統領室の関係者は同日の会見で「韓国政府は韓米間の緊密な連携の中で関連動向を注視しており、万全の対応体制を整えている」とした上でこのように述べ、「北が挑発を継続し、開き直った主張をするのは朝鮮半島はもとより国際社会の平和と安定を損なうことだ」と強調した。
韓国軍は北朝鮮の商船が2回の警告通信を行っても航路を変更しなかったため、機関銃による警告射撃を計2回、各10発ずつ行った。
これに対し、北朝鮮は商船がNLLの北側に戻った後、北朝鮮南部・黄海南道の長山岬からNLL北方の海上緩衝区域に放射砲弾(ロケット弾)10発を発射した。
ynhrm@yna.co.kr