不法滞在の外国人 40万人突破=韓国
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2022.10.25 15:28
【ソウル聯合ニュース】韓国に滞在する外国人のうち、不法滞在者が初めて40万人を超えた。
法務部の出入国・外国人政策本部が25日に発表した統計によると、9月末現在、韓国に滞在する外国人は217万2000人で前月比2.3%増加した。このうち不法滞在者は40万2755人だった。
今年に入り不法滞在者は毎月約3000人増え、8月は7446人、9月は8266人と2カ月で1万5712人増加した。
不法滞在者は2014年(20万8000人)に初めて20万人を超えてから毎年少しずつ増えた。17年の25万1000人から18年は35万5000人と1年で10万人増え、その後毎年2000~4000人増加し、今年40万人を超えた。国内の外国人5人に1人が不法滞在者という計算になる。
不法滞在者を入国時の在留資格別にみると、雇用許可制の対象である非専門就業(E9)ビザが7448人で最も多く、留学(D2)ビザまたは短期研修(D4)ビザが5043人、その他が3552人、一時滞在(G1)ビザが2428人などの順だった。
一方、韓国に滞在する外国人は16年(204万9000人)に200万人を超えてから増え続け、19年は252万4000人に達した。
新型コロナウイルスの感染拡大で20年は203万人、昨年は195万6000人に減少したが、今年は増加に転じた。
国籍別では中国が85万人(韓国系60万5000人)で最も多く、ベトナムが23万1000人、タイが18万6000人、米国が16万5000人、ウズベキスタンが7万7000人、ロシアが5万3000人と続いた。
hjc@yna.co.kr