韓国大統領室 施政方針演説ボイコットの最大野党に「遺憾」
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2022.10.25 16:30
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は25日、革新系最大野党「共に民主党」が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の施政方針演説への出席を拒否したことに対し「非常に遺憾で残念だ」との立場を示した。
大統領室の関係者はこの日、聯合ニュースの取材に対し「来年の予算案を国民に報告する席に議員が参加しないという憲政史上初めての状況が発生した」と述べた。
また、国民の代表である国会議員は国民の税金が反映される国政運営の基調を審議しなければならないとして、共に民主党に対し「公党として責務を果たすことを願う」と強調した。
国会(定数300)で過半数(169議席)を握る共に民主党は、検察が同党の李在明(イ・ジェミョン)代表の最側近を政治資金法違反の疑いで逮捕するなど、李氏に狙いを定めた捜査を行っているとして施政方針演説に出席せず、国会本会議場は半分以上が空席となった。
これを受け、保守系与党「国民の力」も施政方針演説のボイコットは国民の代表であることをボイコットするものだとして、李在明氏に対する捜査を阻止することに「国会議員の基本責務まで放棄するほどの価値があるのか」と批判した。
ynhrm@yna.co.kr