「グーグルのアプリ内決済強要は不当」 韓国で初訴訟
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2022.10.25 17:03
【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓出版文化協会は25日、ソウルで記者会見を開き、米グーグルのアプリ内決済方式が不当だとして、同社を相手に不公正取引行為禁止請求および損害賠償請求訴訟を起こすと発表した。アプリ内決済を巡り、同社を相手取った初の訴訟で、裁判の結果が注目される。
同協会は、グーグルの高い手数料によりこれまで受けた被害と今後の被害を回復するために全ての被害者を代表して訴訟を起こすと説明した。訴訟には同協会の会員社など出版社8社、筆者3人、消費者1人が原告として参加する。
アプリ内決済とは、グーグルなどアプリマーケット事業者が独自開発した内部決済システムでのみ有料アプリ・コンテンツを決済させる方式を指す。
同協会は、グーグルが独占的地位を悪用し、決済金額の最大30%の手数料が発生するアプリ内決済を強要し、代替決済手段の広報を禁じていると主張した。
同協会のユン・チョルホ会長は「本訴訟を皮切りに、ビッグテック企業が起こしたさまざまな問題を解決するため国内はもちろん国際的にも連帯しながら持続的に努力を傾けていく」と述べた。
hjc@yna.co.kr