韓国　けさのニュース（１０月２６日）

◇きょう国家情報院の国政監査　北朝鮮軍による射殺事件など争点に　

　国会情報委員会は２６日、情報機関の国家情報院に対して国政監査を行う。非公開で行われるこの日の国政監査では、北朝鮮の７回目の核実験の可能性や文在寅（ムン・ジェイン）前政権期に黄海上で起きた北朝鮮軍による韓国人男性公務員の射殺事件、文前政権期に北朝鮮住民２人を強制送還した事件の処理過程などについて質疑が行われると予想される。両事件を巡っては前政権の国家情報院の院長だった徐薫（ソ・フン）氏と朴智元（パク・ジウォン）氏が検察の捜査を受けており、与野党の間で攻防が予想される。

◇現代自グループ　米でＥＶ工場起工式

　現代自動車グループは２５日（現地時間）、米ジョージア州で電気自動車（ＥＶ）専用の新工場「現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ」（ＨＭＧＭＡ）の起工式を行った。現代は今年５月、５５億ドル（約８２００億円）を投じ同州にＥＶ工場を設立すると発表していた。現代自動車グループは来年上半期にＨＭＧＭＡの建設に着手し、２０２５年上半期からＥＶの生産を開始する予定。１１８３万平方メートルの敷地に建てられるＨＭＧＭＡは、年間３０万台のＥＶの生産が可能だ。

◇違法薬物対策に本腰　政府・与党がきょう協議会

　政府と与党「国民の力」は２６日、社会的問題となっている違法薬物の流通や犯罪への対策を講じるために協議会を開催する。これに先立ち尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は２４日、韓悳洙（ハン・ドクス）首相との会合で薬物問題について「管理可能な臨界点を越え、国家的なリスクとして拡大する前に社会全体が戦うことが切実に求められる」として、対策を講じるよう指示した。

◇新規コロナ感染者４万８４２人　前週を大きく上回る

　中央防疫対策本部は２６日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から４万８４２人増えたと発表した。新規感染者数は１週間前に比べ１万１３５０人多い。